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服の断捨離する効果とは?メリット・デメリットを紹介!

服の断捨離する効果とは?メリット・デメリットを紹介!

断捨離とは、『捨てる』ことで身の回りの環境を整えることです。これには物理的なことだけではなく、心理的な効果もあります。

【断】不要なものの入りを断つ

【捨】不要なものを捨てる

【離】物への執着から離れる

本来の断捨離という言葉には、このような意味があるのです。捨てるという行為は、あなたの生活そのものを快適なものへと導いてくれるでしょう。

しかし断捨離の方法を間違えてしまうと逆効果になることもあります。また自分に合った断捨離をしないとデメリットばかりを感じてしまうのです。

そこで今回は、服の断捨離をすることにより生じるメリット・デメリットを紹介します。どちらも心得たうえで、断捨離を進めていくようにしてくださいね。

服の断捨離の10のメリット

空間にゆとりが生まれる

断捨離をすることで、確実に服を減らすことができます。そうすると今まで服で埋め尽くされていた空間にスペースができるのです。

多い人の場合はタンス1つ分の断捨離ができることもあります。タンスも一緒に断捨離してしまえば、部屋が広くなるでしょう。

空気の流れも良くなり、毎日が快適に感じます。運気の流れまで上昇していくように感じることもあるでしょう。

また服を減らすことで、服の指定位置を確保できます。必ず同じ場所に戻すことが習慣になるので、部屋の片づけもスムーズです。

断捨離をすることで、空間のゆとりができるだけでなく気持ちのゆとりができるでしょう。整理整頓まで自然とできるというプラスの効果が生まれるのです。

無駄な買い物が減る

家にある服を出してみると、同じような服ばかり持っていることに気が付きます。好みのテイストを見ると物欲がわくので、似た服を購入してしまうものです。

服が把握できないほど溢れていると、自分が持っているかどうかもインプットしていません。そして必要だと思い込み、買ってしまうことになるのです。

『そろそろ長袖のニット買わなくちゃ』
『このデザイン素敵だから欲しい』

そう感じたとき、自分の服を把握していれば思いとどまることができます。しかし把握していないと、物欲のままに購入してしまうことになるでしょう。

断捨離をして服を整理することで、自分の服をインプットします。そうすれば無駄な買い物を防ぐことができ、節約につながるのです。

本当に似合う服を見つけることができる

断捨離とは、捨てることよりも残すことに注力する必要があります。何を捨てるかではなく、何を残すかがポイントです。

断捨離で『捨てる』『残す』の仕分けをするとき、同時に自分に『似合う』『似合わない』を分別しています。そして似合わない服を捨てるのです。

断捨離をすることで、今まで何となく着ていた服を手放すことができます。そして本当に似合う服だけを残すことができるのです。

年齢を重ねると似合う服のテイストやサイズは変化します。いつまでも同じ服を着ていては、年齢不相応になってしまうのです。

断捨離することで似合う服を見つけ、残した服を大切に着用するようになるでしょう。自分をより輝かせるためにも断捨離は効果的なのです。

服への依存心をなくせる

服はただ身をまとう道具だと感じている人は、そもそも断捨離の必要はないでしょう。必要以上の服を持っていないからです。

しかし多くの人は、服を着ることで自分を表現しています。自分が見られたい印象になるように服でアピールしているのです。

『可愛いと思われたい』
『クールに見られたい』

その気持ちが強いことで服に依存してしまうのです。すぐに服を購入してしまう人は、とくに依存や執着が強いといえます。

断捨離には、このような執着から離れる効果もあります。自分自身を見つめ直し、服ではなく内面から自己表現ができるように考えるきっかけになるでしょう。

いつまでも武器にばかり頼っていては、本質が抜けてしまいます。服への執着をなくして本質を磨くことは、断捨離の大きなメリットです。

年齢相応の品格がうまれる

服は変化するものではありません。だからこそ断捨離ができずに持ち続けてしまう人が多いのでしょう。しかし服が変化しなくても人は変化していきます。

断捨離すると、その都度自分を見つめ直すことができるのです。常に客観的に自分を見て、年齢相応のお洒落を楽しむことができます。

客観視できている人には、品格があります。自分のことをよく理解できているからこそ、品が良く立ち振る舞うことができるのです。

時間の効率がアップする

服の断捨離をするだけで、時間を効率的に使えるようになります。そして心にも余裕が生まれて、快適な毎日を過ごせるでしょう。

まず服が一目瞭然ですっきりしていることで、朝の服選びがスムーズです。今日着ていくか服を探さずに頭でイメージして取り出すこともできるでしょう。

これだけで朝は他のことに意識や時間を回すことができますよね。ゆったり朝食をとったり、コーヒーを飲む時間が作れるのです。

また掃除や整理をするときも服のゾーンに手を付ける必要がなくなります。断捨離をすることで、常に片付いた状態を維持できるでしょう。

さらに洗濯やアイロンも無駄にする必要がなく、必要な分だけすれば問題ありません。服を戻すのも苦にならないでしょう。

このようなことから、『服』ということにとらわれていた時間を半減させることができます。時間を有効的に効率的に使えるのは、断捨離をすることの効果です。

断捨離は時間がかかるから面倒だと思う人もいるでしょう。しかし長い目で見れば、時間の削減になるのです。

自分に自信が生まれる

服を断捨離するだけで、なりたい自分に近づくことができます。常に自分を客観視し、さらに内面から輝こうとする意識も高まります。

服に執着しないことで、自分に自信が生まれるのです。断捨離をするだけで、自分のことを好きになれるのですから毎日の過ごし方も変わるでしょう。

何をするにも積極的になり、行動的になります。気が付くと周囲との関わりなども変わってくるのです。楽しい毎日になるでしょう。

身も心も軽くなる

断捨離をすると部屋がスッキリします。これにより気持ちもスッキリした気持ちになりますよね。そしてリセットする効果もあるでしょう。

たとえば、失恋をしたとします。気持ちがどんよりして、浮かない思いで毎日を過ごしているはずです。なかなか気持ちを切り替えることができないでしょう。

そこで断捨離をするのです。思い出の詰まった服を捨てるだけで、気持ちまで捨てることができます。気持ちがスッキリとしてリセットできるのです。

断捨離は物理的なことだけでなく、身も心も軽くなります。それが断捨離の本来の目的であり、大きな効果となるのです。

プラス思考になる

断捨離をすることで、大きく性格が変わるわけではありません。ただ断捨離をしてから良いことが起こると、断捨離のおかげであるように感じるのです。

『断捨離をしたから恋愛がうまくいっている』
『断捨離をしたから仕事がスムーズ』
『断捨離をしたから遅刻しなくなった』

それが本当に断捨離の効果なのかはわかりません。しかしうまくいくことを意識するようになり、それを最近自分が行動したことにつなげて考えるようになります。

断捨離をするといいことがあるというのが、自分のジンクスのように感じるでしょう。そうするとすべてのことがプラスに捉えられるような思考になるのです。

取捨選択が上手になる

断捨離をするとき、自分にとって本当に大切なものを見つめ直すことができます。優柔不断で決断ができない人でも、選択することが習慣になるでしょう。

そうすると服だけでなく、すべてのことに対して考えて決断する癖がつきます。物事の取捨選択がうまくできるようになるのです。

もちろん断捨離以外のことであれば、必ずしも二択で決まるものではありません。しかし大切なものを残せることが身についていれば、大抵のことは判断しやすくなります。

断捨離は一つの社会勉強にもなるということでしょう。思考訓練にもなるという隠されたメリットがあるのです。

服の断捨離の10のデメリット

捨てることが快感になる

断捨離は、一度始めると癖になります。捨てることが気持ちよくなり、スッキリとした部屋になっていくのが快感となるのです。

断捨離をしていると無我夢中になり、アドレナリンが出てしまうのでしょう。そうすると捨てることがすべてになってしまいます。

「これも捨てなきゃ!」
「あれも捨てよう!」

そしてゴミ袋に入れることで満足するのです。しかしこれでは本来の断捨離の目的からずれてしまいますよね。

不要なものの入りを防ぎ、不要なものを捨てるのが断捨離です。捨てるために何かを得るようになってしまうと本末転倒となるでしょう。

断捨離がストレスになる

断捨離は、捨てることよりも残すものへ注力するのが大切です。残した服を丁寧に着用していくために断捨離をします。

つまり断捨離で一番重要なのは、仕分けることです。すべてのアイテムを出して、捨てるものと残すものに仕分ける作業が断捨離のかぎとなります。

しかし優柔不断な人にとって、この二つの仕分け作業は難しいでしょう。何を残せばよいのかわからなくなってしまうのです。

洋服が100枚あれば、100回悩むことになります。それだけ脳を使いながら選別していくと、だんだんと憂鬱になってくるでしょう。

そして断捨離すること自体がストレスに感じてしまうのです。断捨離が終わっても気持ちが晴れずに、もやもやとしてしまいます。

このような断捨離では、余計に服への執着も出てきてしまうものです。無理矢理に断捨離を進めることで、マイナス効果が働いてしまいます。

あとで後悔することがある

これは断捨離した人が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。そのときは、着ないと思って捨ててしまった服を後に悔やむこともあります。

『そうだ!この服には、あの服が合いそう!』

そう思って探していたら、捨てたことを思い出すのです。そして捨てなければ良かったと後悔してしまうことがあります。

断捨離は深く悩まずに、テキパキと仕分けをするでしょう。枚数が多いほど、あまり時間をかけずに仕分けをしていくはずです。

そのため捨てたかどうかを自分でも覚えていないでしょうません。そのときの気分にもよるので、後悔がゼロにならないのはデメリットです。

スペースを埋めたくなる

断捨離をすると、空間に余裕が生まれます。今まで詰まっていたタンスやクローゼットにもゆとりが出てくるでしょう。

しかしこの余裕やゆとりを『隙間』だと感じてしまう人もいます。隙間は埋めたくなるのが人間の心理ですよね。

そのため生まれたスペースを埋めようとして、また新たに服を購入してしまうのです。どこか服に足りなさや寂しさを感じてしまうのでしょう。

これでは断捨離の効果がありません。断捨離は、不要なものが入ってくるのを断つものです。また服への執着から離れることになります。

その効果が逆に働き、不要なものを入れてしまい服への執着を増幅させているのです。これでは断捨離をすることでのデメリットしかないでしょう。

もしも「着る服が足りない」「洋服を買いたい」と思ったら、レンタルという選択肢もあります。レンタルなので、場所も取らないですし、飽きたら返品すればいいだけです。

20代・30代女性向けにそれぞれおすすめのファッションレンタルサービスを紹介しているので、下記記事を参考にしてみてくださいね。

【20代女性】ファッションレンタルサービスおすすめ7選とは?

30代女性に人気のファッションレンタルサービスとは?

家族の服まで捨てたくなる

断捨離をするとスッキリしてくる部屋や空間に気持ちよさを感じます。そして不要なものが、際立って見えるようになるのです。

『この服いらなそう・・』
『この服最近着ていないよね・・』

そう感じると自分の服でなくても断捨離したくなります。家族の不要な服も断捨離したくなってしまい、つい捨ててしまうのです。

しかし断捨離は、持ち手本人がおこなわないと意味がありません。自分が判断して納得して捨てることに意味あるのです。

着用していなくても本人には大切な服かもしれませんよね。勝手に断捨離することで、家族でトラブルになることもあるでしょう。

執着が別のものに移行することもある

自己表現の方法として服に執着していた人は多いでしょう。断捨離することで、服への執着から離れる効果があります。

しかしもともと依存症である人は、服への執着が別のものに移行してしまうのです。たとえば、『人』『食』『趣味』などがあげられます。

『人』に移行した場合、恋人や友人などに執拗に依存してしまいます。一人でいるのが怖くなり、束縛や嫉妬が激しくなるのです。

これでは一緒にいる人が窮屈に感じて、離れてしまうでしょう。また自分自身を見失ってしまうことになります。

『食』に移行した場合、当然のことですが太っていくでしょう。食べることが楽しみになり、食べることで欲求を抑えることができるのです。

不要な服を買うことはなくなりますが、不要なカロリーを摂取してしまいます。服もサイズオーバーとなり、余計な出費をしてしまうことにもなるでしょう。

『趣味』に移行した場合、無駄に浪費してしまうこともあります。たとえば趣味が運動や料理などであればよいでしょう。

しかしギャンブルやお酒や物の収集などの場合は大変です。気が付くと服以上にお金を使うことになってしまいます。

服に執着して頼ることは良いことではないです。しかし何かに執着しないと落ち着かない人にとって、服というものを取り上げることで悪い効果を生んでしまうこともあるでしょう。

二度買いしてしまうことがある

断捨離をすると、着ないであろう服を捨ててしまいます。しかし捨ててしまったことで、買い直しするということも起きてしまうのです。

二度買いをしてしまえば、当然のことながら無駄なお金を使うことになります。捨てなければ買わなかった物を購入するのですから、余計な出費となるでしょう。

断捨離は、そのときの直感で捨てていきます。前項でも紹介したように、後悔してしまうこともあるのが断捨離なのです。

断捨離しないと落ち着かなくなる

断捨離は病みつきになるようなことがあります。爽快感やスッキリとした気持ちが癖になっていくものです。

しかし断捨離とは、一度に多くを捨てるので頻繁におこなう必要はありません。服の断捨離であれば、多くてもワンシーズンに1回で十分です。

断捨離が癖になると、断捨離をしないと落ち着かなくなります。捨てるものがないにも関わらず、服の断捨離をしようと捨てるものを探してしまうでしょう。

断捨離は捨てることよりも残すことが大切です。残した服を大切に自分らしく着ることが断捨離の目的となります。

それなのに残した大切な服まで捨てたい衝動になってしまっては断捨離の意味がありません。むしろ服を大切できなくなってしまうこともあるのです。

自分を見失う

服を断捨離することで、自分を見つめ直すことができます。しかし必ずしも自分が見つかるというわけではありません。

客観的に自分を見ることで、自分を見失うこともあるでしょう。何が正解で何が失敗なにか・・何を着るべきで、そもそも自分はどうなりたいのか・・。すべてに悩みます。

見失うことで時間をかけて再構築できれば良いでしょう。しかしそこで落ち込んでしまい後ろ向きになってしまう人は、断捨離がデメリットに働いてしまうのです。

服が迷走してしまう

断捨離をする中で、今後着る服や似合う服を中心に残します。しかし自分が似合う服を客観的に考慮するのは簡単なことではありません。

そうすると断捨離することで、余計に服が迷走してしまうのです。一貫性もなく、好きな服を自信持って着ることもできないでしょう。

これでは毎日を楽しく快適に過ごすことができなくなります。最初に自分の軸を決めておかないと、ブレブレになってしまい悲惨なことになりかねないのです。

断捨離のメリット・デメリットを知っておく!

断捨離をすることで、より自分らしく快適に生活していくプラスの効果があります。断捨離は基本的にはメリットが多いものでしょう。

しかし人やタイミングを選びます。すべての人に必ずプラスになるわけではなく、ときにはデメリットを生んでしまうこともあるのです。

ただ闇雲に断捨離をせず、まずはメリットとデメリットを把握してください。そのうえで、今の自分に必要なことだと感じたら断捨離を進めると良いでしょう。

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