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引っ越しで服を断捨離する方法とは?基準や量の目安を紹介!

断捨離をするのには、時間と気力が必要です。大きなきっかけがないと断捨離する気持ちにならないという人も多いでしょう。

引っ越しとは、その大きなきっかけになりますよね。新しい部屋に移るのであれば、不要なものは処分して本当に必要な服だけ持って行くべきです。

そこで引っ越し作業のプロセスに断捨離を投入してみましょう。時間も気力も引っ越しという作業があれば、なんとか作れるものです。

今回は引っ越しで服を断捨離する方法を紹介します。断捨離の基準や量の目安まで具体的にお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。

引っ越しで服を断捨離する方法とは?基準や量の目安を紹介!

家選びの段階から注意する

断捨離ですっきりした生活をしたいのであれば、今より小さい部屋に引っ越しをすると良いです。これは部屋や家探しの段階から、断捨離を意識する必要がありますね。

極端な話ですが、4LDKから1LDKに引っ越しをする場合は荷物の量を半分以下に減らす必要があるでしょう。そうしないと収納に収まらなくなります。

反対に1LDKから4LDKに引っ越しをする場合、断捨離の必要性を感じなくなってしまうものです。これでは引っ越しをしても、物が減ることはありません。

せっかく引っ越すのであれば、現状よりも広いところへ行きたいというのは理解できます。しかし良い家とは広いだけではないでしょう。

立地やデザインを重視して、広さを縮小させることで断捨離は成功します。ミニマリストであれば、小さい部屋で最低限のものを持って暮らすのがおすすめです。

収納の広さを重視しない

もう一つ引っ越し先の条件として、収納の広さを重視しないようにしましょう。クローゼットが広い部屋は魅力的です。しかし、それだけ服を持とうとしてしまいます。

そこでウォークインクローゼットなどの広い収納は重視しないようにしてください。本来は部屋の隅に小さな収納があれば十分なのです。

『なんでも入れておける空間』は出来る限りなくしましょう。最低限のものしか置いておけない状況に自分を追い込んだ方が断捨離はうまく進むのです。

引っ越し先の環境を考慮

引っ越しをするのであれば、引っ越し先の環境を考慮して断捨離をすると良いです。近場であれば変わらないですが、他県に移動する場合は環境も変わります。

今よりも暑い場所。
今よりも自然の多い場所。
今よりも乾燥している場所。

今と変わる部分があれば、それに応じて不要な服も出てくるはずです。今後の環境に不適切な服は断捨離をしてしまいましょう。

今より暑い場所に引っ越すのであれば、厚手のニットやコートは捨ててしまいましょう。自然の多い場所であれば、ミニスカートは捨ててパンツを残すと良いですね。

生活している自分を想像して、着用の頻度がなさそうなものを処分します。そうすれば引っ越し先で着用しない服を収納することもないでしょう。

ライフスタイルで断捨離

引っ越しをするときは、何かしらライフスタイルの変化があるはずです。仕事・結婚・出産などに合わせて引っ越しをすることが多いでしょう。

そこでライフスタイルの変化に合わせ、引っ越しする前に断捨離をしてください。そうすればすっきりとした気持ちで引っ越しすることができます。

たとえば、オフィスカジュアル勤務から制服勤務に変わったとします。そうなると今までの綺麗系スタイルは必要なくなってくるでしょう。

それよりも通勤として便利な服装を残しておく方が良いです。そのライフスタイルを見込んで断捨離をしてください。

出産をするのであれば、今まで着ていたようなブランド服は着られなくなります。カジュアルで動きやすい服を残すようにしましょう。

ライフスタイルと服には大きな関わりがあります。引っ越しを機に自分のスタイルを見直して、不要な服は箱に詰めずに捨てていきましょう。

1年着用していない服は処分

引っ越しの有無に関わらず、断捨離をするときの基準には『1年』という期間があります。1年以内に着用したかどうかを判断基準にするのです。

引っ越しをするとき、服を段ボールに詰めていきますよね。そのときに、『1年以内に着用した』『1年以内に着用していない』の二択で考えるとスムーズです。

引っ越しは他にも箱詰めや仕分け作業があるので、とても忙しいです。服だけに時間を使えるわけではありません。だからこそ基準を明確にしてスピーディーに仕分けしていきましょう。

必要かどうかを考慮していると、主観なので時間がかかります。また服への思い出など余計なことも加味してしまうものです。

だからこそ期間で仕分けすることが良いのです。引っ越しで服の断捨離に余計な時間を使わないように進めていきましょう。

サイズや好みが相違しているものは処分

もう一つの基準としては、『今』の自分に合わせて断捨離することです。『昔似合っていた』『昔好きだった』では、持っている意味がありません。

今の自分に似合っていて、今の自分の好みかどうかです。もし昔のことだけで服を捨てられないのであれば、過去のことは考えないようにしましょう。

今ショップに売られていても自分が買うのか。それを自問自答して、今でもお金を出して買うのであれば、引っ越し先にも持っていきましょう。

反対にお金を出してまで買わないのであれば、今の自分には不要な服です。すぐに処分をして、引っ越し先には不要なものだと思ってください。

迷うものは迷いBOXに入れる

引っ越すときには、多数の段ボールの中にアイテムごとに仕分けをしていきます。服であればシーズンごとに『夏服』『冬服』と分けて入れていくでしょう。

不要な服はごみ袋に捨てていきますが、ここでためらう気持ちが出てきてしまいます。『もったいないかな』『また着るかも』と思い、なかなかごみ袋に入れることができないのです。

そこで段ボールの一つを『迷いBOX』として用意しましょう。必要か不要か決めきれないときは、この迷いBOXに入れておくのです。つまり保留品ということになります。

引っ越し先で荷ほどきをするときは、また気持ちが新しくなっているでしょう。そうすると迷いBOXのすべてが不要に感じて、箱ごと捨ててしまうことが多いです。

引っ越し先でもまだ捨てられない場合は、そのままBOXを部屋の隅に置いておきましょう。半年以内に思い出して着用したものだけ残し、それ以外は捨てると決めておいてください。

タンスなどの収納は処分する

引っ越しをするとき、部屋の家具も一緒に移動させますよね。そのとき、今まで服を入れていたタンスなども引っ越し先に持っていくでしょう。

しかし小さくてもクローゼットがあるのであれば、タンスは必要ありません。この際タンスなどの収納BOXは処分してしまいましょう。

タンスがなくなることで、余計な服を持たなくなります。収納できる場所に限りを作ることで、人はそれに合わせたアイテムを保持しようとするものです。

タンスを捨てるのは、服の断捨離よりも勇気がいるでしょう。しかし引っ越しをするときにしかできないことです。このチャンスを逃さないようにしてください。

ハンガー類は処分

タンスなどの収納と合わせて、服の収納に関わるアイテムも処分してください。とくにハンガーは、クリーニングに出すたびに増えていくものです。

ハンガーをたくさん所有していると、クローゼットにかけておくことができるので便利でしょう。しかし便利さが手持ちの服を増やしてしまっているのです。

通常のハンガーは10本まで、スカート用のハンガーは5本までと本数を決めてください。それ以上はハンガーにかける服は不要品となるので目安にもなります。

心機一転洋服も買い替えを検討

引っ越しをすると、毎日生活する部屋も環境も一転します。新鮮な気持ちになり、それだけで新しい自分になれるような気もするでしょう。

そこで思いきって、服を総替えしてしまうのもおすすめです。着ている服と明日着る服の4着ほど残して全部処分します。

引っ越しをすると家具やインテリアを部屋に合わせて買い替えるでしょう。それと同じ感覚で服も買い替えるのです。

服も一層することで、心機一転とてもすっきりと心地よい気分になれます。せっかくであれば引っ越しを機にすべて捨ててしまいましょう。

断捨離の量は半分

引っ越しをするときに、どれくらい服の断捨離をするべきか悩みますよね。もともとの所持数などにもよるので、一概に処分枚数は言えません。

しかし平均的に半分くらいの服を処分します。そこで自分が持っている服をすべて出しておおよその枚数を数え、その半分にするように意識してください。

500着であれば、250着。
300着であれば、150着。

段ボール1箱以上の処分服は出てくるでしょう。まずは半分にするという目標をもとに2枚に1枚は処分していくとスムーズです。

一緒に引っ越す服は100着まで

もう一つの目安として、捨てる服ではなく残す服の枚数に焦点を合わせましょう。そもそも断捨離の大切なポイントは、捨てることよりも残すことです。

いかに不要なものを捨てるかも大切です。しかし、いかに大切なものを残すかというところが断捨離の本質になります。

そこで残す服の枚数を決めて断捨離していきましょう。引っ越しを機に断捨離すれば、整理整頓の必要もなく段ボールに詰めるだけなので簡単です。

まずミニマリストの場合は、年間で上下合わせて50着あればじゅうぶんであると言われています。多くても倍の100着あれば、余裕があるということです。

【上下100着の場合】
ワンシーズン3ヶ月(90日) 
25着(トップス15着・ボトムス10着)

この場合、ワンシーズンで着用するトップスの頻度は6回のみです。月2回しか着ないままシーズンは終わっていくことになります。

これが半分の服所持(50着)の場合は月4回、倍の服所持(200着)の場合は月1回になります。このように計算をしてみると100着でも持ちすぎているように感じるでしょう。

現時点で持っている服にもよりますが50~100着という幅の中に残数を設定してください。引っ越しするときには、段ボール2~3箱で収まるほどです。

身軽で新居に行くことで、心も軽くなるでしょう。足りないことはないので、迷わずに断捨離を進めてください。

引っ越しは断捨離のチャンス!

引っ越しをするときは、断捨離最大のチャンスです。なんでも運ぼうとせずに不要なものは処分して、身も心も軽くして引っ越ししてください。

また引っ越し作業は服だけでなく、家具やインテリアや食器に多数あります。服だけに多くの時間をかけていると引っ越しできなくなってしまうでしょう。

自分の中で断捨離の基準を明確にして、スピードと効率重視の断捨離をしてください。新居では気持ち新たに素敵な毎日が送れるでしょう。

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