断捨離は、部屋がスッキリ片付くだけでなく身も心も軽くなれる効果があります。服への執着がなくなることで、自分の本質と向き合うこともできるでしょう。
良いことばかりの断捨離ですが、最大のデメリットといえば捨てた後悔してしまうことですよね。これは断捨離した人であれば、必ず経験したことがあるものでしょう。
『あのとき捨てなければ!』
『捨ててしまった服を着たい!』
そのときの気持ちに任せて捨ててしまうと失敗も起こってしまうものです。これでは断捨離をする意欲もなくなってしまいます。
そこで断捨離の失敗例から対処法を紹介するので参考にしてください。後悔ないスッキリとした断捨離ができるように学んでいきましょう。
洋服を断捨離して後悔…よくある失敗例と対処法とは?
目次
失敗例①必要な服を捨ててしまった
服を断捨離するとき、着用する服を残します。そのとき今後着ないであろう服は捨ててしまうでしょう。着るか着ないか判断しながら断捨離を進めます。
しかし断捨離をするときの気候や気分によっても、判断は異なることがあるものです。断捨離は捨てることを目的としているので、悩んだら捨ててしまう傾向があります。
それが後になって必要な服だと気づき、とても後悔します。失敗してしまったと感じたときには、もう服は戻ってこないのです。
『あの服があれば今日着ていけたのに』
『あの服を捨てなければ今日のコーデは完璧なのに』
断捨離で捨ててしまって後悔することは、失敗の中でも一番多いです。
対処法:基準を設ける
断捨離をして後悔することが多いという人は、残す・捨てるという仕分けを感覚や気分でやっているのでしょう。だから後になって失敗だと気づくことがあるのです。
そこで感覚や気分ではなく、自分の中で明確な基準を設けましょう。そうすることで、いつ断捨離をしてもブレることがないのです。
【1年以上着ていない服】
【劣化が目立つ服】
このような基準があれば、後悔することもなくなります。もし悩んだときには、すぐに捨てずに一度保留にしておくと良いでしょう。
保留枠として別で置いておき、一定期間着用しなかったら捨ててください。そうすれば後悔する前に対処することが可能です。
失敗例②捨てすぎて着る服がない
断捨離をすると、スッキリとした気分になりますよね。部屋の中も片付いて、身も心も軽くなれるのが断捨離のメリットです。
しかし捨てすぎてしまい、出掛けようとしたときに服がないことに気がつくのです。あまりに綺麗になりすぎてしまい、服の数が激減してしまいます。
よく断捨離の進め方として、ごみ袋10個分は捨てるべきだと言われています。他にも100着は捨てるべき、残すのは数着で良いという情報もあるでしょう。
それを鵜呑みにしてしまうと、手持ちの服がなくなってしまいます。着る服がなくては、再び購入しなくてはいけないので、断捨離が悪循環してしまうでしょう。
対処法:残す枚数を決めておく
メディアでの紹介は、あくまで一般的な断捨離の進め方です。服が多い人であれば、ごみ袋10個でも100着捨てても残るものでしょう。
しかし残すのも捨てるのも基準は自分の判断です。中には10着も捨てる服がないという人もいるでしょう。ごみ袋1個も満たない場合もあります。
それでも良いのです。自分の現在の手持ちの服と残す服の枚数を決めておきましょう。断捨離は残すことに着眼することが大切なのです。
失敗例③逆に服が欲しくなる
断捨離は、ただ服を捨てるということではありません。服の整理をすることで、服への執着から離れるという意味もあるのです。
断捨離が成功すると、服にかけるお金も減ります。無駄な服の購入がなくなるので、浪費を防いで節約することができるでしょう。
しかし失敗してしまうと、服への執着が増してしまいます。服が減ることで、余計に新しい服が欲しくなってしまうのです。
そして空いたスペースを埋めるように、新しい服を購入してしまいます。これは本来の断捨離の目的とは逆であり、心理的に失敗している証拠なのです。
対処法:残した服を大切にする
服を捨てることだけ意識して断捨離をすると、捨てた服に対しての気持ちが残ります。それが新たな服への執着になってしまうのです。
断捨離は残す服を意識してください。捨てるのではなく、残すために断捨離をするのです。そうすると残した服を大切にして、どう着こなすかに意識が移ります。
物欲や服への執着から解き放たれて、手元にあるものへの愛着に変わるでしょう。断捨離は残すことが目的だということを忘れないでください。
対処法②:ファッションレンタルを利用する
新しい服が欲しくなったときは、ファッションレンタルを利用するのもありです。定額制で、スタイリストが選んだ服をレンタルすることができます。
レンタルなので、買うわけではありません。「買ったけどやっぱりあまり着なかった」なんてことにならないので、ストレスになりません。
自宅にコーデが届き着て、飽きたら返品するだけになります。トレンドの服も楽しめるので、服が欲しくなる人には出費を抑えながら着こなすことができるため、最適です。
年齢別におすすめのファッションレンタルサービスを紹介しているので、下記の記事も参考にしてみてくださいね。
失敗例④断捨離リバウンドをした
断捨離には、ダイエット同様にリバウンドをしてしまう事例が多くあります。リバウンドすると、断捨離前と同じ状態もしくはより酷い状態になってしまうのです。
せっかく綺麗になったのに、気がつくとまた服で溢れかえっています。これはリバウンドの過程ではなく、そもそもの断捨離に失敗の原因があったのでしょう。
対処法:前向きなときに断捨離する
断捨離のメリットを理解して納得し、楽しく快適に進められたでしょうか。断捨離をしてスッキリした気分になれる場合、リバウンドをすることも少ないです。
断捨離リバウンドしてしまう人の多くは、断捨離を嫌々やっています。仕方なく誰かに言われて捨てたくないのに捨ててしまった断捨離では、何も意味がありません。
心のストレスや不満から、すぐにリバウンドをしてしまいます。これでは永遠に断捨離が成功することはないでしょう。
断捨離は無理にすることではありません。自分の気持ちが『断捨離したい』と前向きなときに実行するようにしましょう。
そのためにメリットを把握して、必要性を感じることが大切です。そしてやろうと思い立ったときに、回数を決めずにおこなうようにしてください。
失敗例⑤捨てたくて仕方なくなる
断捨離はすればするほど癖になることがあります。捨てるものがないと、捨てられないことがストレスになってしまうのです。
そしてまだ着用できる服まで捨てて、気持ちを満たすようになります。これでは服への依存から離れても、断捨離そのものに依存するようになってしまいます。
断捨離依存になってしまうと、服や家にある物すべてに捨てたいという欲が出てくるでしょう。これでは断捨離の目的とズレてしまうのです。
対処法:断捨離の認識を改める
重複しますが、断捨離は捨てることよりも残すものに注力することが目的です。捨てることで本当に大切なものが見えてくるでしょう。そこに着眼するのです。
『何を捨てよう?』ではなく『何を残す?』という考え方が断捨離のカギとなります。捨てることばかり考えて、断捨離依存になっては意味がありません。
残したものを大切にできるように、考え方を変えて断捨離を進めてみてください。現状に満足できるようにしていきましょう。
失敗例⑥思い出の服や類似品のない服
もし断捨離で捨てたことに後悔をしても、また買えば捨てたものを補うことはできます。ただ中には、限定品であったり思い出深い服もあるでしょう。
このような服は、代わりがきくものではありません。また買えば良いという単純なものではないのです。そうなると大きな後悔になってしまうでしょう。
また自分のものでない家族の服を断捨離するのも危険です。当人にしかわからない服への思いを他人が断ち切ってしまっては、断捨離の意味がなくなってしまいます。
家族であってもトラブルになり、失敗どことか事件になってしまうので気をつけましょう。
対処法:思い出は写真にする
正直、服に思い出を求めるのはよくない傾向です。そのとき捨てると決めた服であれば、それが限定品でも思い出品でも振り返らないのが一番です。
どうしても服を見返したいのであれば、写真をとって保存しておきましょう。どの服にもそれぞれ思い出はあるはずです。それを残しておいては断捨離できませんからね。
引きずらないことも失敗を防ぐポイントです。今持っている服へ執着せず、自分が捨てた服のことを考えないようにしてください。
断捨離も失敗はつきもの!対処法を知っておくこと
断捨離に失敗はつきものです。最初から完璧に断捨離できるわけではなく、失敗をしながら良い方法を見つけていきます。
しかし大切な服を無駄にしないためにも、失敗例と対処法を心得ておくようにしてください。それだけでも意識して、成功する断捨離ができます。
また無理にするのではなく、自分から能動的に断捨離をすることも大切でしょう。前向きな気持ちは断捨離にもプラスの効果となります。
ぜひ気持ちいい断捨離をして、スッキリと快適な毎日を送れるようにしてください。
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